大日経の教え
闘心とは、文字の通り闘う心をいい
相手の非をとがめる心のことです。
『大日経疏(だいにちきょうしょ)』には、
「他人が説く話を聞いて、常にそれが合っているかそうでないかを論じ、
この点はその通りだが、別の箇所は間違っているなどと言うことを好む」とあります。
相手の弱点を見つけだしたり、
難癖をつけたり本質的には何か欠点を見つけ
非を認めさせようとするなどといった
闘争心むき出しの人は警戒され
良好な人間関係を築くことはできません。
確かに法廷や政治の論争などの場では仕方のないことですが、
大概の日常においては相手の意見にも敬意を払うべきでしょう。
他人の短所をあげつらうな、自分の長所を自慢するなという意味でこのような言葉があります。
「無道人之短 (人の短をを道(い)うことなかれ。)
無説己之長 (己の長を説く勿(なか)れ。)」
(崔子玉(さいしぎょく)座右名)
南無大師遍照金剛
沙門 悠心
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