お線香の無常感
昔からお香は無常を感じさせるといわれます。
線香に火をつけると、香の煙が立ちますが、いつの間にか消滅して跡形もなく、
一片の灰が残るに過ぎません。
私たちの命もまたこのお香のように儚いものです。
日々、お仏壇にあげる線香にも無常を観じ、出る息は常に入る息とはならず、
出る息がついに入る息となれば、「一息即断」、野辺の煙となるのです。
無常を感じることは、命の大切さを知ることでもあります。
世の中の人とお香の よしあしは
煙となりて 後にこそ知れ
合掌
南無大師遍照金剛
沙門 悠心
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