うちの愛犬について
皆さま、こんにちは。心和寺の住職でございます。
先日、私の家族とも言える愛犬との散歩中に、ある出来事がありました。
それが今日のブログを書くきっかけとなりました。
この話が、皆さまの心に少しでも温かさを届けられれば幸いです。
私の愛犬は、子犬の頃から家族として迎え入れました。
最初はやんちゃで、毎日が新しい発見の連続でしたが、
一緒に過ごすうちに彼の純粋な愛情や忠誠心に深く感動する日々が続いています。
今では彼は私にとってかけがえのない存在であり、
日々の忙しさの中で彼の純粋な愛情に救われることもしばしばです。
そんな彼と散歩をしていたある日のこと。
川沿いの遊歩道で、季節の移ろいを感じながら歩いていると、彼が急に立ち止まりました。
その視線の先には、飛び跳ねる小さなスズメの姿がありました。
彼はそのスズメをじっと見つめながら、決して追いかけようとはしませんでした。
ただその存在を静かに見守るようにしていました。
その瞬間、私は「共生」という言葉が頭に浮かびました。
動物も人間も、それぞれの命を尊重しながら共に生きることの大切さを、愛犬が教えてくれたように感じたのです。
仏教では、「一切衆生悉有仏性」という教えがあります。
これは、すべての生き物が仏の性質を持ち、尊い存在であるという意味です。
私たちは時に、自分の生活や目の前の出来事に追われ、他者や自然の存在に対する感謝の気持ちを忘れてしまいがちです。
しかし、愛犬のような存在が、私たちにその大切さをそっと教えてくれるのではないでしょうか。
また、愛犬と過ごす時間は、私に「今ここ」を生きることの大切さを思い出させてくれます。
犬は過去を悔やむことも未来を心配することもありません。
ただ、目の前の瞬間を全力で生きています。
私たち人間も、彼らのように一瞬一瞬を大切にしながら生きることができれば、
もっと心穏やかになれるのかもしれません。
心和寺に訪れる方々の中にも、愛犬を連れてこられる方がいらっしゃいます。
そのたびに、犬と人との間に流れる温かな絆に心を打たれます。
そして、そうした光景を目にすると、私自身も愛犬との日々をさらに大切にしようと思うのです。
最後に、皆さまに問いかけたいことがあります。
皆さまの周りにいる大切な存在
――それは家族であったり、友人であったり、またはペットであったりするかもしれません。
その存在に対して、今日という日を感謝の気持ちで過ごせているでしょうか。
仏教の教えにある「報恩感謝」の心を忘れずに、日々を大切に生きていきましょう。
私たちの人生には、大小さまざまな出来事が起こります。
しかし、その中でふと立ち止まり、周囲の存在に目を向けることで、
新たな気づきや感謝の念を得られることもあるのです。
どうか皆さまも、命の尊さと心の豊かさを感じていただけますように。
(大好きな散歩を楽しんでいます)
合掌
心和寺
岡山県倉敷市老松町5-3-62
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