檀家制度を設けない

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檀家制度を設けない / お布施を明示している / 宗派不問 / 心和寺の理念

🙏 ご家族を亡くされた皆さまへ

愛するご家族を亡くされ、深い悲しみの中におられることと拝察いたします。
そのような中でも、各種の手続き等に追われる日々をお過ごしかと存じます。

当寺院では、施主様が安心して葬儀や法要をお任せいただけるよう、
お布施の金額を明確にお示しすることを心がけております。
それは、大切な故人様をしっかりとお送りいただくために、
少しでも施主様のご負担を軽減したいという思いからです。

■ 檀家制度を設けない理由

当寺院が檀家制度を設けていないのは、
供養をしたいというお気持ちを、自由に大切にしていただきたいからです。
法要のご依頼が義務や負担になってしまうのではなく、
心からのご供養としてお受けいただけるような、
どなたでも気軽にご相談いただける、敷居の低いお寺でありたいと願っております。

■ 檀家制度の歴史と当寺の考え

現在の檀家制度は、江戸時代に幕府がキリスト教を排除するために制定した
「寺請制度(てらうけせいど)」に由来するとされています。
この制度によって、人々は特定の寺院に所属することが義務付けられました。

当寺院は、そのような制度ができる以前の、より自由な信仰の形を大切にし、
現代に生きる皆さまに寄り添うお寺でありたいと願っております。

■ ご縁のない方もどうぞご安心ください

地元に根付いたお寺とのつながりが当たり前ではなくなりつつある現代において、
新たな土地で仏縁のない方も多くおられることと存じます。

そのような方々にも、「供養をしたい」「心を込めて送りたい」
というお気持ちを何よりも尊重し、
真言宗の作法に則ったご供養のお手伝いをさせていただければと存じます。

■ 強制のない、自由なご供養

当寺院では、法要や供養を強制することは一切ございません。
皆様のお心に寄り添いながら、少しでもお力になれるよう
今後も努めてまいります。

合掌