令和7年春のお彼岸厳修いたしました
春の陽ざしがやわらかく境内を包むなか、令和7年の春彼岸会を無事に勤修いたしました。
お参りくださいました皆さまには、心より御礼申し上げます。
お一人お一人が静かに手を合わせられるお姿を拝見し、
ご先祖様へのまごころが、堂内をあたたかく満たしていたように感じます。
お彼岸とは、此岸──すなわち私たちの現世から、彼岸──悟りの世界へと心を向ける七日間です。
仏道修行の六つの実践「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を意識し、
日々の暮らしを少し丁寧に見つめ直す機会でもあります。
たとえば、
・誰かのために少しだけ時間を使ってみること(布施)
・心を落ち着けて自分の言葉や行動を省みること(持戒)
・困難を耐え忍ぶ力を養うこと(忍辱)
こうした実践は、小さくても確かな「仏道」そのものです。
特別なことをしなくても、日々のなかで心を仏に向けることで、私たちの生き方は変わってまいります。
この春彼岸もまた、ご先祖さまに感謝を捧げると同時に、
自らのいのちの尊さに立ち返る、大切な時間となりました。
ご多忙のなかご参拝くださった皆さま、ご自宅で心を向けてくださった方々、すべてのご縁に深く感謝申し上げます。
合掌
心和寺
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