永代供養

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永代供養の種類

1. 合祀(ごうし)型永代供養墓

複数の遺骨を一つの供養塔や共同のお墓に埋葬する形式です。
遺骨を他の方と一緒に埋葬するため、費用が比較的安価である点が特徴です。

特徴
一般的に一度埋葬すると遺骨を取り出すことはできません。
定期的に住職や管理者による供養が行われます。
維持費が不要または非常に少額で済むことが多いです。

おすすめの方
継承者がいない方
費用を抑えたい方

2. 個別安置型永代供養

遺骨を個別の区画やロッカー式の屋外の場所に安置する形式です。
一定期間は個別に安置され、その後合祀される場合があります。

特徴
遺骨を一定期間、個別に安置して供養できます。
個別安置の期間(例:1周忌~33回忌まで)が過ぎると、合祀されることが一般的です。
合祀前に遺骨を引き取ることが可能な場合があります。

おすすめの方
遺骨を一定期間は個別で供養したい方
親族がいるが、将来的な継承を考慮している方

3. 樹木葬(じゅもくそう)型永代供養

自然を重視した供養形式で、遺骨を樹木や草花の近くに埋葬します。
樹木が墓標の役割を果たします。

特徴
自然との調和を重視するスタイル。
墓石を設置せず、シンプルで環境に優しい供養方法。
個別区画を設ける場合と、合同で埋葬する場合があります。

おすすめの方
自然志向の方
従来の墓石にこだわらない方

4. 納骨堂型永代供養

遺骨を屋内の施設に安置する形式です。
ロッカー式や棚式など、遺骨を個別に安置するためのスペースが設けられています。

特徴
天候に関係なくお参りがしやすい。
一定期間は個別安置が可能で、その後合祀される場合もあります。
防犯対策がしっかりしている施設が多いです。

おすすめの方
お参りをしやすい環境を求める方
都市部に住む方や地方の墓地に行きづらい方

5. プレート墓(区画型永代供養墓)

個別のプレートや石碑を設置する形式です。
遺骨は個別の区画に埋葬されますが、維持管理は寺院や霊園が行います。

特徴
個別の区画で安置し、故人の名前やメッセージを記したプレートが設置される。
一定期間後に合祀されることもあります。
合祀墓より費用が高めになることが多いです。

おすすめの方
個別性を重視したい方
故人の名前を明確に残したい方

6. 散骨型永代供養

遺骨を自然に還す形で供養する形式です。
山や海、指定された場所に散骨することが一般的です。

特徴
土に還る自然葬。
環境に配慮した形態が多い。
散骨後の供養を寺院や施設に依頼することも可能。

おすすめの方
環境や自然との一体感を求める方
墓石や施設を必要としない方