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マインドフルネスとは

 

マインドフルネスとは

近年、新聞・テレビ・書籍・SNSなどのメディアで「マインドフルネス」という言葉を見聞きすることが増えてきました。
マインドフルネスの源は、仏教の修行で用いられる瞑想法にあります。

真言宗の僧侶である私にとって瞑想とは、「心を静め」「自身と向き合い」「集中力を高め」「大いなるものにゆだねていく」ことで
ストレスから自身を解き放つことではないかと考えます。

巷で行われるマインドフルネスは、あらゆる瞑想の基本と言えます。
瞑想によって無の時間をつくることに意識を集中しストレスを緩和します。
私たちは日々のタスクに追われながら生活をしておりますが、
日常的に何も考えない時間を持つことは簡単なようで中々難しいものです。

また瞑想により自身の心と向き合う時間を持つことともできます。
自身の心の内側で起こっていることに気付き留意する。
そしてその気付きにより新たな気付きが生じます。
その新たな気付きが心にあった執着心を解放してくれます。

例えていうなら、ある学生が大事な期末テストでミスをしてしまった。
「そのことで進路に影響が出るのではないだろうか?」などど思い悩み“不安”に注意が集中して
そのことが頭から離れない状態でいます。
多くの方はこのように過去の出来事に執着し、あるいは未来を恐れる経験をしたことがあるのではないでしょうか。
この場合、瞑想によりミスをしてしまったことは変わりようのない事実であることに留意してる自身の心を知り、
進路に関しては進路に影響が出るかといった事に対して不安がよぎるだけでまだ起きていない未来の事であるといった
新たな気づきを得て、新たな行動や思考へとシフトすることができるのです。
瞑想習慣により平常心を保てるようになるのです。

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真言宗 心和寺
https://shinnaji.net/