ヒートショック
寒さが厳しくなるこの季節、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
心和寺住職の悠心です。
今日は、冬場に特に注意が必要な“ヒートショック”についてお話ししたいと思います。
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に負担がかかる現象です。
特に高齢の方や持病をお持ちの方にとっては、命に関わる危険性もあるため、十分な注意が必要です。
例えば、暖かい部屋から寒い廊下や浴室に移動するときに起こりやすく、
入浴中や入浴後に倒れてしまうというニュースを耳にすることも少なくありません。
私たちが健康であることは、大切な家族や周囲の方々との絆を深めるための基盤です。
そして、その健康を守るためには、日常の中で少しだけ気を配ることが重要です。
ヒートショックを予防するために、次のような対策を心がけてみてください。
●浴室やトイレを暖かく保つ
寒い冬場には、暖房器具を活用して浴室やトイレの温度を上げておきましょう。
簡易的な暖房機やヒーターを使用することで、室温を均一に保つことができます。
●お湯の温度はぬるめに
入浴時のお湯の温度は、40℃以下を目安にすると安全です。
熱いお湯に長時間入ると、血圧が急激に変動しやすくなるため、注意が必要です。
●入浴前後の体調確認
入浴前に十分に水分をとり、血圧の安定を保つことも大切です。
また、体調が優れない場合は無理をせず、家族や医療機関に相談しましょう。
これらの対策は、どれも日常生活の中で簡単に取り入れることができるものです。
心和寺でも、皆さまの健康を守るために、こうした話題を法話や集まりの中でお伝えしています。
ここで、一つ仏教のお話を交えたいと思います。
仏教には、「中道」という教えがあります。
中道とは、極端に走らず、調和の取れた道を歩むことを意味します。
健康管理においても、何か一つを頑張りすぎるのではなく、バランスを大切にすることが肝心です。
例えば、急激に体を冷やさないようにすることも、中道の実践と言えるでしょう。
冷たい冬の中でも、心と体の温かさを保つために、無理のない範囲でできることから始めてみてはいかがでしょうか。
最後に、皆さまの日々が平穏で、健康でありますよう心からお祈り申し上げます。
寒さが続く折、どうぞご自愛ください。
お困りごとや気になることがあれば、どうぞ心和寺にお立ち寄りください。
一緒にお話ししながら、心を温めるひとときを過ごしましょう。
合掌
心和寺住職 悠心
心和寺
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