人間の恐れ
無畏施(むいせ)とは人の恐れる心を除き、
安心を与えることをいい、施無畏(せむい)ともいいます。
わたしたち人間は、何を恐れているでしょうか。
仏典には、人間の心の恐れが五種類説かれてあります。
一、自分の過ちをとがめ、自責の念にかられること。
二、人から非難されること。
三、刑罰を受けること。
四、死後、責め苦を受ける世界へ生まれ変わること。
五、禽獣、盗賊、魔性などの類から害を受けること。また水難や火難などにより害を蒙る恐れること。
これらは今でも少しも変わらないでしょう。
現代の人の心の病は、大抵、「私はつまらない人間だ」と卑下したり
自責の念にかられることから始まる、といってもいいでしょう。
また「イジメ」や、いわれのない差別など、人から非難されることです。
そして現代においても様々な災難への恐れはなくなることがありません。
これらの恐れを最も取り除いて安心を与えてくれる菩薩様、それは観音菩薩です。
観音様はゆえに、施無畏者(せむいしゃ)と呼ばれています。
nbsp; 南無大師遍照金剛
沙門 悠心
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