最近のマイブームは、洗面台に水をはって、ジャブジャブと顔を洗うこと
洗面台の使い方 〜仏教的な気づき〜
最近のマイブームは、洗面台に水をはって、ジャブジャブと顔を洗うことです。
顔を清めたあとは、化粧水を含ませたシートをぴたりと貼りつけて、しばしの時間を静かに過ごします。
一日のはじまりに、丁寧に顔を洗うこと。
それはまるで、自分を整える儀式のようでもあり、心まですっきりと澄み渡るような気がします。
🧼 使ったあとは「整える」
洗顔を終えたあとの洗面台。ふと鏡に目をやると、水が飛び散っていたり、排水口に髪の毛がたまっていたり。
そういうとき、ほんのひと手間をかけるかどうかが、実は大切な仏道の実践かもしれません。
- 洗面台に残った水滴をサッとふく
- 鏡に飛んだしぶきをきれいに拭き取る
- 一日の終わりには、排水口のホコリやゴミを取り除き、軽く洗剤で掃除する
仏道は、日常の中の「気づき」と「整える心」から始まります。
🪞 鏡は、こころを映す
仏教では、鏡は「自らの心を映すもの」のたとえとしてしばしば登場します。
濁った心には物事の本質が見えず、清らかな心には真実が映ると言われています。
洗面台の鏡もまた、私たちが日々向き合う「自己の象徴」。
その鏡を丁寧に拭きあげることは、もしかすると自分の心を整えることそのものなのかもしれません。
🌿 他者へのやさしさ、自分へのやさしさ
洗面台は、次に使う誰かのために整えておく場所でもあります。
そっと水滴を拭き取り、静かに排水口をきれいにする。
それは、誰にも気づかれないかもしれませんが、やさしさがにじむ「布施(ふせ)」の心とも言えるでしょう。
他の人が気持ちよく使えるように整えることは、
自分自身もまた、心地よくその場を使えるようにすることに繋がります。
小さな習慣の中に、大きな心の磨きがあります。
今日もまた、清らかな洗面台から、清らかな一日が始まりますように。