初盆を迎えるご家族方へ_心和寺より
初盆を迎えるご家族方へ
初めてのお盆を迎えるこの夏、ご家族様の胸の内はいかばかりかとお察し申し上げます。
大切な方を送り出されて、初めてのお盆――。
「何を準備したらいいのだろう?」「どう過ごしたらよいのだろうか?」と、戸惑われる方も多いことでしょう。
決して「立派な祭壇」や「高価な供物」が必要なわけではありません。
ご家族が手を合わせるそのひとときに、仏さまは微笑みを向けてくださるのです。
🕯 初盆とは?
初盆とは、故人が旅立たれてから初めて迎えるお盆のことをいいます。
精霊棚(しょうりょうだな)や盆提灯などを用意して、お迎えの準備をします。
地域や宗派によって風習に違いはありますが、大切なのは「心を尽くすこと」です。
🌅 精霊をお迎えする「迎え火」
お盆の最初の日(一般的には8月13日)には、玄関先や門前で「迎え火」を焚き、ご先祖さまの精霊をお迎えします。
火は仏さまへの導きの光とされ、私たちの心を照らす象徴でもあります。
迎え火は、素焼きの皿におがら(麻の茎)を焚いて行うのが習わしですが、
現代では安全に配慮して、ろうそくや小さな灯りで代用されることも増えています。
🧎♂️ 心を整えてお迎えしましょう
- 仏壇や祭壇の掃除をして、清らかな場を整えましょう
- お花や季節の果物、お好きだった食べ物などを供えてください
- 時間が許せば、ご家族でお経をお唱えしたり、思い出話をしたりするのもよいでしょう
🌼 精霊を送る「精霊流し」
お盆の最終日には、ご先祖さまや故人の精霊を送る「精霊流し」や「送り火」が行われます。
心和寺では、「初盆法要」や「合同法要や精霊流し(8月16日15時半)」をご希望に応じて承っております。
「初盆法要」や「合同法要と精霊流し」をご希望の方は、メールまたはLINEにてお申し込みください。
💬 住職よりひとこと
お盆は、仏さまやご先祖さまと、心で向き合うときです。
この世に残された私たちが、感謝の気持ちとともに、静かに手を合わせる――
その姿こそが、なによりの供養となるのです。
どうか、無理をなさらず、ご家族なりのお盆をお過ごしください。
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真言宗 八幡山 心和寺 老松別院
岡山県倉敷市老松町5‐3‐62
電話:086-466-2356
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